11月に発売されたWX04端末。早速手に入れたので、現行で販売されていた「W04」「WX03」と3つ並べて実際の速度を比較をしたいと思います。
WX04とW04とW03の端末の重量と大きさ比較
公式サイトなどで大きさや重量・厚さのスペックは分かりますが、実際はどれくらい端末ごとで違うのかサクッと比較をしてみます。
WX04 の本体の大きさは横に広く縦はW04よりもコンパクトにはなっているのですが、WX03とW04のちょうど中間のような大きさに感じます。
本体の厚みに関しては W04 > WX04 > WX03の順に太くなっています。W04が一番厚みがあります。
iPhoneSE(iPhone5)と比べてみました。横幅は結構ありますがWX04は意外とコンパクトかもしれません。
小さいスマートフォンをもう一台持ち運ぶような感覚ですね。
ただし重量に関してもWX03と比べると若干大きくなっています。これはやっぱり大容量バッテリーを積んでしまった以上しょうがないことでしょうね。
バッテリーが長持ちするのならそれに越したことはありませんし、持ち運びもバッグに忍ばせておけば苦痛ではないと思います。
WX04とW04とWX03の速度を実際に測定
では今回実際に新しく発売された「WX04」と「W04」「WX03」の速度を測定したいと思います。
速度検証に使ったスピードチェックツールはPCやアプリでも信頼度の高い「SPEEDTEST」というアプリを使います。
接続をする端末は「iPhone6」と家庭用ゲーム機の「PS4」の2機種で実践してみます。
※5.08Mbpsなどの小数点の数値は「5Mbps」というように切り捨てて表示します。
WX04の実際の速度をチェック
WX04には速度の変化をもたらすバッテリーの「省エネモード」「5GHzでの接続」そしてクレードルによる「ビームフォーミング」での接続があります。
この機能は接続する端末にダイレクトWiFiの通信電波を飛ばす機能で従来のWiFi接続より速度や安定性に向上が見込めると言われています。
これらの設定で通信速度に対してのパフォーマンスが大きく変わるので比較してみようと思います。
それぞれの結果をチェックしてみたいと思います。
ちなみに「ビームフォーミング」での通信を実現させるにはWX04専用のクレードルが必要になります。
このようにクレードルに差して充電を行っている状態でないと利用できないので注意が必要です。
iPhone6とWX04の速度結果
WX04のモード別 | 速度結果 |
①2.4GHz ②バッテリーノーマルモード | PING:41ms 下り:31Mbps 上り:7Mbps |
①5GHz(屋内) ②バッテリーハイパフォーマンス | PING:52ms 下り:58Mbps 上り:6Mbps |
①5GHz(屋内) ②バッテリーハイパフォーマンス ③ビームフォーミング(クレードル) | PING:57ms 下り:79Mbps 上り:11Mbps |
やっぱりクレードルによるビームフォーミングを使った接続が一番スピードが早かったですね。若干ではあるものの速度に関しては下りも上りも向上しています。
ただ、PING値に関しては全く変化がありませんでした。
PS4とWX04の速度結果
WX04のモード別 | 速度結果 |
①2.4GHz ②バッテリーハイパフォーマンス | 下り:23Mbps 上り:1Mbps |
①2.4GHz ②バッテリーハイパフォーマンス ③ビームフォーミング(クレードル) | 下り:39Mbps 上り:2Mbps |
PS4の速度結果もビームフォーミングがやっぱり影響しています。クレードルに差した状態でのWiFi接続はスマホ(iPhone6)でもPS4でも速度が向上していますね。
W04の実際の速度チェック
W04のモード別 | 速度結果 |
①2.4GHz ②バッテリーノーマルモード | PING:70ms 下り:29Mbps 上り:8Mbps |
①5GHz ②バッテリーハイパフォーマンス | PING:70ms 下り:42Mbps 上り:6Mbps |
W04はビームフォーミングのような特別な機能を備えているわけではないので接続に関するバリエーションは少ないのですが、安定した速度を出してくれます。
PS4とW04の速度結果
W04のモード別 | 速度結果 |
①2.4GHz ②バッテリーハイパフォーマンス | 下り:21Mbps 上り:2Mbps |
W04とPS4の接続は同じく2.4GHzでの接続でしか検証ができなかったのですがクレードルによるビームフォーミング機能もないのでバッテリーの高パフォーマンス接続しか試せませんでした。
今回は東京で速度実施をしてますが、まだ558Mbpsを実現できるエリアの拡大まで時間がかかるのかな?と感じました。
WX03の実際の速度チェック
WX04の旧機種となるWX03ですが、先日まで私が現役で使っていた端末です。
W03のモード別 | 速度結果 |
①2.4GHz ②バッテリーノーマルモード | PING:65ms 下り:23Mbps 上り:6Mbps |
①5GHz ②バッテリーハイパフォーマンス | PING:70ms 下り:68Mbps 上り:3Mbps |
びっくりしたのがWX03バッテリーのハイパフォーマンスモードがWX04やW04に匹敵するぐらいの速度を出した結果です。
まだまだこの端末は現役でもバリバリスピードが出るモバイルルーターですね。
PS4とWX03の速度結果
W04のモード別 | 速度結果 |
①2.4GHz ②バッテリーハイパフォーマンス | 下り:15Mbps 上り:1Mbps |
PS4との接続は逆にWX04やW04と比べ20Mbpsを下回ってしまう結果になりました。
【結果】WX04・W04・W03の速度スピード比較まとめ
今回のWIMAXの現在販売されている主要の3機種について速度比較をまとめました。
【結果】スマホ(iPhone6)+5GHzのMAXパフォーマンス時
【結果】PS4+2.4GHzのMAXパフォーマンス時
自宅で使う場合で(WX04のビームフォーミングを含む)最高速度の比較だと
- 5GHzでスマホを接続した場合は W04 < WX03 < WX04
- 2.4GHzでPS4を接続した場合 W04 < W04 < WX04
順にWIMAXの速度スピードが早いということになりました。
やっぱりWX04は今までよりも一番WIMAXの実際のパフォーマンスが出る機種となっているようですね。
またエリアによってはW04が早かったりと優位性は変わる可能性もあります。
実際に440Mbpsや558Mbpsに近いスピードを出すなんて無理です( ・ω・)
実際に私も4G LTEサービスが開始される前からWIMAXを利用していますが、4G LTEへの切り替えは一回(一ヶ月分)しか使ったことがありません。
できるだけWIMAXで快適なスピードでネット接続をしたいならやっぱり最新型の「WX04」が良いという結果でした。
自宅で実際に快適にネット回線を利用しようと思ったら私的には絶対光回線がおすすめできます。ただし外に持ち運んで「どこでもネットに繋ぐ」というサービスならWIMAXはおすすめですね。
外でもオンライン対戦を楽しめるニンテンドースイッチなどは外でならWIMAXでなおかつ最新端末「WX04」がおすすめできると思います。
またWIMAXはプロバイダ業者によっては非常に安く契約できますのでWIMAX利用を検討している方は下記で一番安利用出来るWIMAXを紹介していますので参考にしてみてください。
【WIMAXの月額比較】:「マジな話!確実に「毎月の月額が一番安いWIMAX」はどれだ??
どのインターネットサービス回線も「最高速度●●Mbps」と紹介していますが、さすがにそれはあくまでも理論値です。
実際にそれを使った人しか体感できない実際の速度を今回しっかりと実証したいと思います。
実施した場所は東京都の自宅です。4GLTEに関しては検証しませんがWIMAX2+の通信エリアでの比較になりますのでご了承ください。