WIMAXのモバイルルーターは現在海外ファーフェイが発売しているW03、W04シリーズ、そして国産NECから販売されているWX02やWX03などのシリーズの大体2つの大きなメーカーから販売されています。
そしてNECから最新の「WX04」がついに11月1日に発売になります。
WX04は今までのモバイル端末ではない機能が豊富で最強
WIMAXで唯一の国産、NECから販売されているモバイルルーターWXシリーズですが、今回は今まで以上に最強のWIMAXの端末になると思われます。
その理由として
- ビームフォーミング対応
- auの4G LTEに対応
- 大容量のバッテリー搭載
という強力なスペックアップをしています。また3年契約のプランへ契約することで通常1,000円かかるLTEオプション料金が無料になります。
WIMAXで初のビームフォーミング対応ってどういうこと?
それによりどうなるか?ということですが、
- 電波干渉をより受けにくくなり安定した通信が可能になる
- より高速で通常よりも快適な速度でネット回線を使える
という効果が期待できるようになります。
どうしてもモバイルルーターというものは電波を受信しつつ他の機器に電波を飛ばして接続をするため安定度の問題がありましたが、このビームフォーミング対応によりかなりの速度向上の期待が持てると思います。
自宅へ設置する無線LAN(WiFi)ルーターのグレードが高い製品では対応をしていたのですが、持ち運びが出来るモバイルルーターでは業界初です。
この機能は今まで販売されてきたWIMAXのモバイルルーターには無かった機能のため、実際に利用してみると実測度もかなり高速になる可能性が高いです。
国産NECのWIMAXルーターで初の4G LTEに対応
今までのNECから販売されているWXシリーズではこの機能の搭載がありませんでしたが、長年WIMAXを使ってきたユーザーからしたら「やっと来たか」という感じではないでしょうか。
今まではファーウェイというメーカーで販売されていたW02、W03、W04の型番のモバイルルーターでしか4G LTEへの切り替えができませんでした。
今回は国産のNECメーカーより販売されるWIMAX端末でもその機能がようやく搭載されて現在のWIMAXサービスの利用の幅が広げることができるようになりました。
WX04のスペックを従来機種と比較
WX04がどれだけスペックが良いのか?気になるポイントを現行のWIMAXルーターと比較してみました。
WX04 (NEC) | WX03 (NEC) | W04 (ファーウェイ) |
【重量】 128g | 【重量】 110g | 【重量】 140g |
【バッテリー】 WIMAX 最大16.6時間 au LTE 最大15.5時間 待機時 70時間 | 【バッテリー】 WIMAX 最大15時間 待機時 45時間 | 【バッテリー】 WIMAX 最大10.5時間 au LTE 最大9時間 待機時 38時間 |
【通信】 WIMAX2+ au 4G LTE | 【通信】 WIMAX2+ | 【通信】 WIMAX2+ au 4G LTE |
【バッテリ】 取り外し可 | 【バッテリ】 取り外し可 | 【バッテリ】 取り外し不可 |
【充電】 USB-C | 【充電】 USB | 【充電】 USB-C |
【通信方式】 CA対応 速度440Mbps LTE時 440Mbps | 【通信方式】 CA対応 下り440Mbps LTE時 440Mbps | 【通信方式】 CA対応 下り558Mbps LTE時 708Mbps |
【その多機能】 5GHz対応 Bluetoothテザリング スマホリモート ビームフォーミング対応 | 【通信方式】 CA対応 Bluetoothテザリング スマホリモート | 【通信方式】 CA対応 Bluetoothテザリング スマホリモート |
これをみても一目瞭然でスペックがかなりアップしていますよね。全機種のWX03からは多少重量が重くなったもののバッテリー容量が大きくなりより待機時間や通信時の駆動時間に貢献していると思います。
また4G LTEへの切り替えにも対応し、そう考えるとほとんど死角がなくなったと考えても良いと思います。
じゃあWX04とW04の下り最大速度に関しては「W04」の方が有利では?ということになりますが、現時点でWIMAXの558MbpsとLTE時の708Mbpsについては一部エリア※1のみということになっています。
※1 東京、神奈川、愛知、大阪、京都、兵庫の一部エリアのみ提供中
また「WX04」は「W04」には搭載されていないビームフォーミング機能があるため、これがどれだけ通信速度に影響がでてくるのか実測度は比較してみないと分からないということになります。
WX04をいち早く入手する方法は?
WX04は公式には11月1日に発売の予定ですが、WIMAXのプロバイダによってはすぐに取り扱いが開始されない場合もあります。
UQコミュニケーションズの公式でも申し込みを受け付けるようですが、その中でも一番おすすめ出来るのはGMOのとくとくBBです。
ギガ放題が毎月3,344円で利用できる月額が激安のプランもありますし、キャッシュバックキャンペーンなら31,100円の現金キャッシュバックが受け取れます。※キャッシュバックは13ヶ月後の受取になります。
ただし3年契約を前提で販売していますが、3年契約なら4G LTEオプション(月1,000円)が無料で使えるというのはポイントが高いです。
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また、キャンペーン以外でも通常の月額料金も本家のUQコミュニケーションズよりも安く、そして総合比較しても圧倒的にとくとくBBの方がかなりお得です。
【注意】WX04申し込み画面は特別ページから
現時点ではWX04が事前受付となっているため、申込み画面の中央あたりに「新端末の事前予約お申込み」とかかれたボタンからでないと選ぶことが出来ません。
次の画面で「LTEオプション無料(3年)プランで申し込む」を選択しないとWX04を選択することができません。
逆に「通常のキャンペーンに戻る」を選択するとWX04端末を選択出来ない通常キャンペーンのページに戻ってしまいますので注意してください。
すでに契約している場合はWX04への乗り換えはできるの?
また「すでにWIMAX契約しているから新規契約ではなくWX04だけお金を払ってでも欲しい」という方もいると思います。
機種変更の対象かを確認したところ「現時点ではWX04は機種変更の対象ではありません」と言われてたため、もしも現在WIMAX契約者の方はオークションやAmazonでの新古販売などを待つしかない状況ですね。
またWX04さえ手に入れることができれば現在契約しているWIMAX端末のICカードを差し替えるだけで使える可能性はあります。
私は最初のとくとくBB経由でWIMAXを契約した時にWX01という端末で契約しました。(その他にもWIMAXは契約をいくつかしたことがありますが・・・)
例えば現在の契約を継続のままで WX01 → WX02 → W03と端末だけAmazonなどで入手して差し替えて問題なく使えてたので、もしも契約が中途半端な期間な方は端末だけ入手するパターンもありだと思います。
ビームフォーミング(beamforming)って聞きなれない言葉ですが、無数に枝分かれしたネット(WiFi)通信を特定の方向に飛ばすことにより、より安定して高速なネット環境を実現する為の機能です。
いわゆる通信を受信してインターネットを使いたい機器にWiFi通信を狙い撃ちするようなイメージですね。